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なみだの病気


流涙症(りゅうるいしょう) 

 なみだがこぼれることを流涙症(りゅうるいしょう)といいます。目が乾く病気の「ドライアイ」が有名ですが、反対に、なみだがこぼれる・なみだがたまっているように感じることも不快の原因の1つです。残念ながら、加齢による筋力の低下や皮膚の緩みにより、なみだで困ることは増えます。しかし一部の流涙症は、治療により改善が見込めます。流涙症にも種類があることから、確認することから始めましょう。


涙道狭窄・閉鎖(るいどうきょうさく・へいさ)

 なみだの通り道を涙道(るいどう)といいます。目はなみだを作っていることから、通り道が狭かったり(狭窄:きょうさく)、詰まっている(閉鎖:へいさ)と、なみだがたまってこぼれます。涙道は目頭(めがしら)から鼻へ抜けていることから、内部の確認がしにくい場所であり、病気の確認が難しいことが多いです。一部の流涙症は、治療により改善が見込めます。

マイボーム腺機能不全

 目に「涙」は欠かせません。涙により目が乾燥から守られるだけではありません。涙があることで角膜へ酸素や栄養がいきわたり、きれいに物を見ることができ、汚れやゴミが洗い流されます。涙のほとんどは水分なのですが、その水分が蒸発しないように、表面に薄く油がのっています。その油を分泌しているのがまぶたの中にあるマイボーム腺(まいぼーむせん)です。このマイボーム腺の働きがなんらかの原因で低下してしまう病気を、マイボーム腺機能不全といい、ドライアイなどの様々な眼の不調の原因となることがあります。マイボーム腺はまぶたの縁(ふち)にあります。御自身でできることとして、瞼を温めたり(温罨法:ホットアイマスクなど)、瞼のふちをキレイにする(リッドハイジーン:まつげシャンプー)を案内することもあります。